大動脈弁狭窄症

皆さまのお陰で「助けられた命」を大切に、「新たな人生」を謳歌していきたい

<弁膜症手術を経験して>

昨年私はある病院で重度大動脈弁狭窄症と診断された。今年7月、手術日は10月第一週と決まり、9月病棟医から手術日の再連絡があるので待つように言われた。手術日までの毎日、極度の不安・ストレスは並大抵なものではなかった。毎晩ぐっすり眠れず、変な夢を見た。時としてアルコールを多飲し、体調・体重を整えなければいけないのは充分に分かっていたが、気持ちのコントロールは難しかった。誠に残念なことだが、9月末になっても病院からの連絡はなかった。その後、コロナ禍という理由で予定した手術は三度延期になった。

ある時、私は一冊の本、渡邊剛総長の著書を友人からもらい、ニューハート・ワタナベ国際病院の存在を知った。友人たちの後押しもあり、転院することにした。初めて通院したその日、いくつかの検査後、総長は詳細な病状や術式の説明だけでなく、手術日をその診察時に決めた。実に早い対応に驚いた。大動脈弁置換術とは言え、患者にとって大手術、渡邊剛総長に執刀していただきたいとお願いした。

それから一か月後、予定通り手術できることのありがたさは、筆舌に尽くしがたい。入院当日、すぐに一般病棟に案内された。設備はマンションの中に医療機関があるといった印象。大病院のような威圧感が無く、ホテルのように心休まる雰囲気である。入院直後から、クラークさん、看護師さんから施設や術前の説明を受け、大きな不安は少しずつ無くなっていった。温かい環境、雰囲気のお陰で、術前2日間は不思議と良く眠れた。

手術当日、手術室に案内され、横になって三度深呼吸してからは記憶がない。翌日、全身麻酔から覚めたら、全く動けない身体になっていたが、生還したとしみじみ思った。HCUの中では、看護師さんが一生懸命ケアしてくれた。今更ながら、無理をしてきた数十年の社会生活を振り返り、反省した。看護師さんは術後の回復過程がスムーズにいくよう、患者と向き合い、何気ない言葉で励ましてくれ、私の不安を少しずつ和らげてくれた。患者に寄り添い、尊重する姿勢。看護師さん、お一人お一人に感謝したい。

私が実際に手術をして感じたことだが、ニューハート・ワタナベ国際病院は「世界の渡邊剛」総長をはじめ、総長が信頼される先生方、看護師さん、理学療法士さん、クラークさん、安心して手術をお願いできる陣容である。当初、私は病院の選択で真剣に悩んだ時期があった。結果、ブランド力のある大病院を選択しようとした。その選択は誤りだとは思っていない。しかし、今回の手術を経験した今ならば、悩むことはないだろう。真の意味で、患者に寄り添い、患者を尊重する姿勢には病院間に大きな隔たりがあったからだ。私はもう二度と手術はしたくないが、病院洗濯で困っている方へは、迷わずニューハート・ワタナベ国際病院での手術をお勧めしたい。

皆さまのお陰で「助けられた命」を大切に、「新たな人生」を謳歌していきたい。

2022年12月

 

大動脈弁狭窄症/入院中の日誌をそのままお届けします

2018年9月
大動脈弁狭窄症 自己心膜使用大動脈弁形成術 碓井實 様

大動脈弁狭窄症 自己心膜使用大動脈弁形成術 碓井實 様
渡邊先生へ

このたびはありがとうございました。
感謝の気持ちを表す適切な言葉が浮かびません。
入院中の日誌をそのままお届けし、感謝の意とさせていただきます。
ご笑読くだされば幸いです。

敬具

碓井實

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