僧帽閉鎖不全症/「絶対に手術はしたくない」と言っていた母が決心

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2014年11月
僧帽弁形成術、MAZE手術
患者様のお嬢様 岡田東子さん

渡邊先生へ

寒さに向かう季節となりましたが、渡邊先生にはますますご健勝にてご活躍のことと、お喜び申し上げます。

昨年の11月21日、渡邊先生に母、岡田玉姫の手術をして頂いてから一年が経ちました。

初めて渡邊先生に診察をして頂く事になった時、実は診察前に母から「絶対に手術はしたくない」と言われてしまっており、都内で有名な病院に通っていれば大丈夫と無理矢理通院させていた日々が母にとってどれほど辛い時間だったのかという事に初めて気が付いた直後でした。


渡邊先生は母を診察して下さった時に「今すぐに手術をしてもあまり大きな効果は感じられないのではないかな。ただ辛くなって来るのにそうかからないと思うので手術はその時に改めて考えましょう。 何より岡田さんご自身が「ぜひ手術を受けたい」と強く望む事が一番大切なのですから。その時は私が責任を持って手術させて頂きますので何も心配しないで下さい。」と言って下さいました。
あの時母の中で手術に対する気持ちというよりも、お医者様に対する気持ちが180度変わったのではないかな、と思います。

それからは三田病院で牛島先生に経過を診て頂く中で渡邊先生のおっしゃった通り母の体調は日を追うごとに悪くはなりましたが、その間母は牛島先生に心のリハビリをして頂いたように思います。牛島先生は母の気持ちが手術へ向かうようにいつも穏やかな口調で根気強くお話して下さいました。

その後二度目に渡邊先生にお会いした時、〝手術をしましょう〟との診断を受けましたが、手術までの数日間、ニューハートワタナベ国際病院へ入院して、富田先生、山口先生を始め、多くの先生方、看護師の方々、スタッフの方々と接していく中で、母の手術に対する不安は一切無くなりました。
手術の当日、「渡邊先生に全ておまかせするから」と晴れやかな母の顔を見た時に「渡邊先生にお願いして本当に良かった」と心から思いました。

今は富田先生に診察して頂いています。富田先生にお会いすると元気が出る、と自分から質問したり、先生が色々なお話をして下さる中で笑顔になる事が多く、今まで診察中にそんな母を見るのは初めてです。
大変お忙しい中富田先生には毎回とても丁寧な診察をして頂いており心から感謝しております。

渡邊先生、母は今穏やかな毎日をとても元気に過ごしています。渡邊先生には家族一同、心より深く深く感謝申し上げます。

お礼が遅くなり、また書面にて大変失礼致します。
末筆ながら、ご多忙の毎日、どうぞご自愛下さい。

2015年12月
岡田 東子

僧帽弁形成術、MAZE手術 患者様のお嬢様 岡田東子さん
僧帽弁形成術、MAZE手術 患者様のお嬢様 岡田東子さん
僧帽弁形成術、MAZE手術 患者様のお嬢様 岡田東子さん

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