新しい心臓で残りの人生、私も皆さんのように少しでも誰かのお役に立てる生き方をしていきたいと思います。

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ニューハート・ワタナベ国際病院の皆さまへ

 

10月18日から11月3日まで、入院・手術と大変お世話になりました。

毎年人間ドックを受けていたのですが、今回初めて心音に雑音有りとのことで、二次検診を受診するよう言われました。結果は、僧帽弁閉鎖不全症・腱断裂。

紹介状を書きましょうと言われましたが、流されるままに紹介された病院に行くのが嫌で少し冷静に考えたいと家に戻りました。それからネット検索して、僧帽弁閉鎖不全症の症状や今後どうなるのか?どんな手術が必要なのか?とにかくいろんな事を調べました。

結果、断トツの手術数でニューハート・ワタナベ国際病院のホームページにたどりつきました。渡邊Dr.から直接返信を頂けるという無料相談メールに状況を書き込み、思い切って相談したところ直ぐに返信を頂けました。数回のやり取りのあと、ここしかないと決めました。

知り合いにロボット手術を受け結局失敗し開腹手術をいた人がいたから傷が小さいことよりも確実性を追究していましたがこの病院にお願いしたいと心から思いました。(このように思っていましたが、傷が小さいことで術後の回復が早いことに驚いています。)

8月15日に二次検診の結果が判明。渡邊Dr.の初診日が9月2日。
9月2日に検査して渡邊Dr.から先天性のバーロー症候群との診断結果が告げられました。
入院10月18日、手術10月24日と、病気が分かってからの待ち時間は長く気が滅入ることもありました。後で分かったことですが、私のような場合、弁置換が一般的だそうです。でも、渡邊Dr.は腱を何本も補強し弁形成で手術をして下さいました。
術後3日間はICU、頭痛がひどかったことを覚えています。
現在、術後3週間目。家中心の生活ですが日増しに回復しているのを実感しています。

入院中に驚いたこと、その1、この病院は、月曜から金曜まで外来対応をしつつ毎日手術をしていること(2~4件)。待たされても仕方ない。

その2、石川Dr.が毎朝6時過ぎに病室に「変わりありませんか?」と聞きにくる事。なぜこんなに早く来るのだろうと看護師さんに聞いたところ、朝8時半にオペがスタートするからその前の時間を活用しているとのこと。

その他で、瀬口Dr.が「手術前はリラックス、リラックスです。」と声をかけてくれたこと。病室のベットと正座している私を見ての一言でしたが、言いえて妙だと感心しました。事年までずっと働きずめに働いてきた私はリラックスが下手な人間でしたから。

又、手術前にはとても丁寧な説明をして頂けました。
手術当日、渡邊Dr.が病室に来られ「今日ですね、頑張りましょう。」と握手してくださったのも印象的でした。その手は温かく柔らかであったのを覚えています。

偉そうにしているDr.がいなくて現場中心で働いている。これって凄いことだと思います。看護師さんもキビキビとよく働いていました。志が高くないとこの病院ではついていけないかもと心配になりました。お世話してくださった看護師さんには感謝しかありません。

リハビリ担当の小峠さんもその他の病院のスタッフも短時間で入院・手術をして去っていく患者さんに真摯に向かいあっていたと思います。

逆流率が50%以上あった私の心臓は今や逆流率0とのこと。

新しい心臓で残りの人生、私も皆さんのように少しでも誰かのお役に立てる生き方をしていきたいと思います。

本当に、本当に、ありがとうございました。今は感謝の気持ちでいっぱいです。

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