2015年4月
僧帽弁形成術 須藤健さん
渡邊先生におかれましては、ご多忙の日々をお過ごしのことと推察申し上げます。
4月18日に退院させていただき、約1ヶ月半が過ぎました。お陰様で、自分でも驚くくらいのスピードで身体が回復し、元気になっていくことを実感する毎日です。家族をはじめ、職場の同僚も入院前との違いや会うたびに元気になっていく私の様子を驚きとともに喜んでくれています。これもひとえに、渡邊剛先生をはじめ、ニューハート・ワタナベ国際病院の諸先生方、看護師の皆様、スタッフの皆様のおかげです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
その一方で、「もしニューハート・ワタナベ病院に転院していなかったら自分はどうなっていたのだろうか」「もし、ネットで渡邊剛先生や『無料ネット外来』に出会えなかったらどうなっていたのだろうか」と思わず考えてしまう時があります。
夜、祈るような気もちで「無料ネット外来」にメールをしたこと、1時間もしないうちに、渡邊先生からお返事をいただき驚いたこと、そして、ニューハート・ワタナベ病院への転院を決心し家族に伝えたことなど、まるで昨日の出来事のように今でもはっきり覚えています。そして何より、転院当日、無事にワタナベ病院に到着した直後に渡邊先生が病室まで来てくださり、「よく来たね」と握手をしてくれたことが深く心に残っています。
3月23日に手術を受けましたが、私にとって、もう1つの誕生日だと思っています。私の僧帽弁は菌によって穴が開くほど破壊が進んでいましたが、形成術による施術をしていただくことができました。
私は渡邊先生だから成功させていただけたのだと思っています。
また、手術当初、私は手術によって残る傷を気にかけていましたが、今では、渡邊先生をはじめとするチーム・ワタナベの諸先生方に助けていただけた証としての自慢の傷だと思っています。本当にありがとうございました。治していただいた心臓をこれから大事にします。
病気を治していただけたこと、命を救っていただけたことはもちろんですが、ニューハート・ワタナベ病院に転院してよかったと思うことは他にもたくさんあります。看護師さんはとても親切で、気になることがあるとすぐに対応してくれました。そして、「いっしょにがんばりましょう」と励ましてくれました。毎日掃除をしてくださったり、食事を運んでくださるスタッフの方々も励ましの言葉をかけてくれました。また、諸先生方が毎日回診してくれました。何気なく腕や肩をぽんとたたいて励ましてくださったことにどれだけ安心感を覚え、どれだけ嬉しかったことか。手術についての説明や麻酔についての説明、薬についての説明もとても丁寧で安心して手術、治療を受けることができました。リハビリも毎日楽しみで心身ともに元気になりました。また、先生方やスタッフの方々と病気のことだけでなく、趣味や出身地のことなどいろんなお話ができたことで、先生方や病院がとても身近に感じられ、他県から転院した不安や心配をなくしてくれました。
私は、病気の性質上、2ヶ月近く入院をしましたが、ニューハート・ワタナベ国際病院は、私にとって、“大きな病気をしたにもかかわらず、幸せな気もちになれる病院”でした。退院当日、涙を流して私の退院を喜んでくれた看護師さんがいたことを私は一生忘れません。
私は、小学校の教員をしています。病気という経験だけでなく、ニューハート・ワタナベ病院の諸先生方、スタッフの方々から学んだことがたくさんあります。患者という立場になってみてはじめて、学校での児童の気もちに気づけたこともたくさんありました。そういった意味でも感謝の気もちでいっぱいです。
お陰様で今月、無事に、そして元気に職場に復帰できます。
助けていただいたこと、学ばせていただいたことを少しでもこれからの人生や仕事に生かし、恩返しをしていきたいと思っています。
改めて、心から感謝申し上げます。本当にお世話になりました。
ニューハートで頑張ります!
敬具
平成27年6月1日須藤 健