僧帽弁閉鎖不全症(ダビンチ)/術後6か月検診に向かう東京への道はちょっとワクワクしています

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今日、令和3年10月14日は退院よりちょうど6カ月、術後6か月検診に向かう東京への道はちょっとワクワクしています。
お世話になった先生方、スタッフの方々にお会いできる事が楽しみで。
今年4月にロボット支援下で僧帽弁形成と冠動脈バイパス術を受けましたKです。

5年前に人間ドックで心雑音は指摘されていましたが、その後特に何も症状はなく、毎年指摘されるがすぐに手術とかではないとの事で頭の片隅に置き、昨年の5年後の定期的な人間ドックでDr.より「すごい雑音だからすぐに循環器内科に行くように」と近くの医院→総合病院を受診し8か月後「そろそろ手術を考える時期ですね」と。
この時点で何も症状もなく、仕事、ゴルフ、事務でのトレーニングやピラティス。あたり前の日常がどれくらい制限されるのだろうと手術の事についてネット検索すると「ニューハート・ワタナベHP」のサイトに目が行きました。
でも京都在住で、コロナ禍。東京で手術はありえないか…と。

次にダビンチ手術を知ったのでダビンチで検索。大阪でできる、と。

そして紹介状をお願いしました。出来上がるまで2週間ほどかかるという事でした。ちょうどその時に貴院の患者向けWebセミナーがある事を知り、すぐに申し込みました。セミナーでのお話を聞いてキーホール手術の事を知り、東京で手術してもらおうとすぐにLINEに今の状況を入力、週が明けにすぐに返事を頂きました。
「紹介状いらないですよ!いつ来れますか?」と。

そして2週間後受診しました。検査等で数時間滞在しただけでしたが、先生やスタッフの方々の患者に寄り添って頂ける気持ちを肌で感じここでの手術を決心しました。

手術前日、準備が進み最後の検査が終わり、数分後石川先生が1枚の紙を持って部屋に「バイパス手術も必要になった」と。

バイパス?時間的問題でダビンチを使って手術するには明日は無理、正中切開なら可能、と、今からカンファレンスがあるから1時間でどうするか考えるように」と。

ちょうど手術の説明を聞きに妹も居てくれたので相談しながらかなり悩みました。
春休みの間にと思っていたので、このまま正中切開で手術して退院までの時間がかかったとしても子供達の新学期には間に合うしと…そうお願いすると決めかけた時、石川先生が戻られ、私の決めた事を聞く前に、落胆する私の傍に座り背中をさすりながら「東京まで来てくれた思いに応えたいこの2つの手術を同時にダビンチで手術できるのは私たちしかいない」と力強い言葉で言って頂きました。もう何の迷いもなくこの先生方に任せようと決めました。

そして2週間後に手術を調整してもらいました。

6時間の手術を終え、麻酔から覚めた時、とりあえず「生きてる!!」と。体力には自信があったのに集中治療室からは自分の足で戻れず車イスで、こんなにダメージがあるんだと最初の数日はショックでしたが、半日ずつ回復していき、10日後に退院しました。

入院中 渡邊先生、石川先生は毎日朝、夕と土日も様子を見に来てくださいました。食事も評判通り美味しく、お部屋も素敵で回復することだけを考えて過ごせました。

先日、病院のインスタで15年の歴史の中で12件しか行われていない大変な手術だったと知り、改めて感謝の気持ちで一杯です。

術後6カ月経ち、6か月前と何も変わらない生活が出来ているのはこの病院と先生方が居て下さったからです。新しい心臓ニューハートを与えて頂き感謝です。大事に生きて行きます。本当にありがとうございました。
これからも多くの心臓疾患者の力となり、たくさんの方が日本中でダビンチ手術を受ける時代が来る事を願います。
末筆ながら、ニューハート・ワタナベ国際病院の皆様のご健康とご多幸を心からお祈りいたします。

P.S.他の患者様の感謝の手紙を読ませてもらい、勇気をもらいました。つたない文章ですが、インスタグラムで紹介して頂き手術を受ける方の力になれればと思っております。